家賃払うなんて勿体ない?
結婚したら家を買うのが当たり前の風習はまだまだありますね。
我が子の通う小学校ではクラスメイトの8割が持ち家だと思われます。
賃貸住まいのYURIA家は転勤族ではないのに転勤族だと勘違いされていたりするほど。
家を買った理由によく聞くのが
「家は資産になるけど家賃払っても何も残らない。
家賃と同じ値段で資産になるんだから絶対勝った方がオトク」
という言葉です。
YURIA家から車で15分ほどの場所に3LDKでリノベーション済の中古マンションが販売中なのですが、月々の支払い例は下記の通り
物件価格 1998万円
頭金なし・ボーナス払いなし⇒53,650円/月
頭金なし・ボーナス払い10万円⇒34,888円/月
と大変魅力的な価格で表記されています!
しかも高層階で眺め抜群。
駅は遠いけどスーパーとバス停は近い。
オシャレな内装。
この値段でピッカピカの家に住めるのならいっその事買っちゃおうか?
・・・いえいえ、実はこの話は落とし穴があるのです。
管理費と修繕積立金がかかる
かかるのはマンション代だけではありません。
エントランスやエレベーター等の共有部分の管理・維持はタダではありません。
この物件の管理費は8150円/月です。
この物件は大規模で沢山の世帯からまだ良い方で、小規模なマンションだと月3万円とかザラにあります。
中には払わない住民もいて、結局他の住民でカバーしている物件も存在するとか・・・。
管理費滞納では追い出せないのです。払えないなら最初から買うな~!!と言いたくなりますね。
余談ですが、義父母は最低でも4000万円、平均価格5000万円以上はするであろう分譲マンションに住んでいるのでそれなりに富裕層が多いと思われます。
でも、管理費払わない住民はかなりいるそうです。
そして、塗り替え等定期的に大規模なメンテナンスも別途必要になります。
その修繕積立金が11650円/月です。
見積もりが甘いと追加徴収が発生する事もあります。
築年数が上がるにつれて、修繕のコストが上がるので値上げされる可能性も十分にあり得ます。
また、新築物件では安く見せかける為最初の10年だけはべらぼうに安いなんて事も多いです。
先ほどの月々の支払いに管理費・修繕積立金を足すと下記になります。
53,650円
8150円
11650円
----------------------
合計 73450円
かなりアップしましたね。
家賃とローンの支払いでは比較してはいけないのがわかります。
さらに、専有部分(住んでいる場所)の修繕は全て実費で行わなければなりません。
給湯器・インターホン・ウォシュレット・ガス代等など。
賃貸であれば全て大家さん負担。
意外とバカにならないコストだと先日給湯器が故障した方が嘆いていました。
これに加えて固定資産税もあるのですから、ローン以外の支払いはかなり多い事がわかります。
家は古くなってもローンの支払額は変わらない
当然ですが最初はピカピカの家ですが、住んでいればどんどん古くなっていきます。
賃貸物件は古くなると家賃が減少傾向にありますが、住宅ローンはず~っと変わりません。
35年ローンを組んだ場合繰り上げ返済しない限りいつまでもどこまでもローンの支払いが続きます。
30歳で購入すれば65歳で完済ですが、65歳まで払い続ける事は出来ますか?
65歳になったら家は売る事が出来る資産になっていますか?
売りに出しても買い手がつかない事もザラにあります。
そしたら購入したのは資産ではなく負債・死産です。
いつまでも価値のある住宅はほんのわずかだと言われてますし、今後空家率はどんどん増えていくので住宅の需要はますます減る一方です。
まとめ
✔かかる費用は住宅ローンだけではない
✔築年数が経っても住宅ローンの費用は変わらない
✔ローン完済後は売るにも売れない可能性あり
持ち家派を完全否定するつもりはありません。
賃貸の方がスペックは劣りますし、払ったお金以上に快適な住まいを得る喜びがあればそれはいい買い物ではないでしょうか。
ただよく考えず何となくで住宅購入をしてしまって後戻りが出来ないという事がないように、購入する際は慎重になって頂けたら幸いです。
▼成績上位キープ中の我が子が受講している通信教育です。
よかったら試してみて下さい。
▼オススメのマネーセミナーです。
昨年に実際参加しましたが、目から鱗でとても参考になりました。
オンラインマネーセミナーも追加されました!お忙しい方やコロナ禍で迷っていた方は是非!!
▼読んでいただき有難うございます。クリックして頂けますと幸いです。