就職氷河期世代について調べてみました
我が家は30代にして資産3000万円を突破してまして、今もキープしています。
金融資産保有額としては、かなり多い方のようですが、決して恵まれているわけではありません。
夫は大学卒業まで教育費をしっかりと出して貰える環境でしたが、私は高校次第から生活費を稼いで時々勉強するような生活で、奨学金を借りて専門学校を卒業しました。
夫婦ともに就職氷河期で、真面目に頑張っていた学生でさえも正社員になれない人も普通に多くいる今では考えられないような時代。
大手企業に入れるコネもなく、雇う側がやりたい放題で、少ないお給料で奴隷のように働かされていました。
奴隷のようにスキルも身に付かない単純作業をひたすら激安のお給料せさせられ放題だったので、キャリアも順調に積める状況でもないまま今も必死で働いています。
今は大手企業に勤めていますが、私ですらすべり止めで受けないようなレベルの低い(私の通っていた高校は進学校でした)大学出身の人とかでも、新卒で入社してどんなに仕事が出来なくても上司や先輩に暖かくい守られてゆっくりキャリア形成して貰えている環境を見ると不平等だなと思ってしまう自分が悲しくなります。
そんなワケで、我が家は世帯年収が現在約700万円。
年末になってみないとわかりませんが、おそらく今年は750万円ほどになるのではないかと予想しています。
私なりに必死に頑張ってきているのですのですが、他の就職氷河期世代はどんな感じなのでしょうか?
今回は就職氷河期世代の金融資産保有額と対策方法を紹介させて頂きます。
- 就職氷河期世代について調べてみました
- 就職氷河期世代とは?
- 40歳代・50歳代二人以上世帯金融資産保有額
- 40歳代の金融資産保有額の詳細
- 50歳代の金融資産保有額の詳細
- みんな老後の生活が不安
- 就職氷河期世代を生き抜く対策
就職氷河期世代とは?
卒業する年度によって、所々に就職しづらい年はありましたが、就職氷河期世代とは長期に渡るずっと新卒の採用をしなかったり、物凄く減らしている不景気なところを指す事が多いそうです。
定義は定まっていませんが、1993~2004年頃に卒業した人が当てはまるそうです。
特に2000~2003年頃に卒業した人が一番厳しい時代だったそう。
ちなみに私はこの範囲に入っています(泣)。
2000~2003年頃に卒業して仲良くなった人が沢山いましたが、超高学歴の人が同じブラック企業で働いていたりしていましたし、ろくに研修を受けず仕事に放り出されながらも仕事を覚えるし膨大な仕事を常にこなすので、ほぼ全員超優秀でしたね。
私の中のイメージではありますが、超就職氷河期にあたってしまった世代では、コネがある人だけが大手企業に入社して、コネがない超優秀な人は中小企業の正社員で、それ以外の人はフリーターが多かったのかなと思います。
最終学歴で多少前後しますが、40~50歳代が就職氷河期世代になります。
よっぽどの事がない限りは、急に収入が増える事はないと思いますし、働き方が急に変わることは少なく、老後が見えてくる頃ではないでしょうか。
40歳代・50歳代二人以上世帯金融資産保有額
就職氷河期のみで絞るのが難しいのですが、40歳代・50歳代二人以上世帯金融資産保有額は下記のとおりです。
結婚している方の方が多い為単身世帯は省かせて頂きます。
▼40代のみでしたら単身世帯の事は下記記事で書いています。
40歳代・・・平均916万円 中央値300万円
50歳代・・・平均1386万円 中央値400万円
中央値の方が、現実の数値に近いと言われています。
平均は物凄く資産を持っている人が押し上げてしまうのですが、中央値は下から数えて真ん中にあたる人の数値になっている為です。
40代の人は、就職氷河期ピークの当たる人がほとんど含まれているかと思います。
結婚して、子どもがいるだけでも精一杯の家庭も少なくないのではないでしょうか。
タイミングによっては、育休が取りづらい時代だったり、保育園に入れなかったり、保育園に入れたとしてもワーママが少なく働きづらい環境だったりする人も少なくないでしょう。
ご主人が激務で共働きできないという家庭もあるかもしれません。
それゆえに中央値が300万円と少なくなってしまったのかな?と思いました。
50歳代は平均が4桁と多め。
50歳代の親世代は割と時代に恵まれていて、沢山の相続・贈与・援助がある方もいるのかなと思います。
義両親もかなり恵まれた時代の人で、まだお二人とも元気ですが、夫が今の時点で相続されると資産が0円だとしても相続された合計金額だけで平均を思い切り押し上げる側になる可能性があります。
実際にわが子の同級生のほとんどの家庭では50歳代だと思われますし、親の援助をかなり受けている人が多いですね。
それでもみんながみんな恵まれているわけでもなければ、援助や相続を受けていない人も沢山いるので、中央値は400万円とかなり低いです。
50歳代は教育費などのお金も沢山かかる頃ですし、バブル世代の方も含まれていて、お金を沢山使う傾向なのかもしれません。
40歳代の金融資産保有額の詳細
40歳代から金額別に見てみましょう。
0~100万円 24.8%
100~200万円 9.4%
200~300万円 6.2%
300~400万円 4.6%
400~500万円 3.9%
500~700万円 9.2%
700~1000万円 6.7%
1000~1500万円 8.5%
1500~2000万円 4.8%
2000~3000万円 5.8%
3000万円以上 4.8%
無回答 3.7%
見事きれいにばらつきがありますね。
1000万円以上の世帯と0円の世帯がほぼ同じ割合となっています。
つまりしっかりと貯められている世帯とそうでない世帯が二極化になっている事がわかります。
50歳代の金融資産保有額の詳細
続いて50歳代から金額別に見てみましょう。
0~100万円 23.2%
100~200万円 8.9%
200~300万円 6.5%
300~400万円 4.5%
400~500万円 4%
500~700万円 3.4%
700~1000万円 6.4%
1000~1500万円 8%
1500~2000万円 5.7%
2000~3000万円 6.6%
3000万円以上 12.9%
無回答 3.5%
細かい部分は40歳代とほぼ同じ割合ですが、3000万円以上保有している世帯が多いので平均が高めとなっている事がわかりました。
前述の通り、相続や贈与があったり、就職氷河期世代ではない世帯もかなり含まれているのでこのような結果になったのではないかと思います。
やはり就職氷河期は生きるのが精いっぱいで資産を増やす事が難しいのかと思われます。
みんな老後の生活が不安
老後の生活について心配しているかしていないかの質問については、心配しているの割合が下記の通りです。
40歳代・・・87.3%
50歳代・・・81.9%
8割以上の方が心配と回答しています。
新卒の給料が安く昇給しなければ、転職しても買い叩かれる傾向にあると思います。
また、新卒で正社員になれなかった人は、正社員のスタートが遅く、ボーナスや退職金がない時期を長く過ごしてきた時代が長くなってしまいます。
せっかく正社員になってもリーマンショックやコロナショックで減給された人もいるかと思います。
上がバブル世代だったり、親世代も恵まれている時代なので、お金の使い方を間違えるとお金がたまらないのが就職氷河期世代です。
就職氷河期世代を生き抜く対策
冒頭に書かせて頂いた通り、働き方が大きく変わる事がなく定年までの収入も大体読めるようになるはずです。
①今の給料と年金額で生活出来るようにする
ねんきん定期便もよいのですが、生涯の年収の平均から大体の年金額が予測出来ます。
退職金も期待できる年代ではないので、公的年金で可能な限り生活する事を意識してみてはいかがでしょうか。
②お金の使い方はZ世代を参考にする
上のバブル世代や親世代のお金の使い方を参考にしていると、破産してしまったり虚しくなってしまうかもしれません。
車を持たなかったり、必要な物には使わない堅実な生活を心掛ける事で、家計にゆとりが生まれるのではないでしょうか。
③別の仕事のスキルを身に付ける
副業可能であれば副業にチャレンジしてみたり、本業の延長でも全く別の業種でも稼ぐことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ちなみにウーバーイーツ配達員は誰にでも出来るような事を言う人もいますが、私は方向音痴で、運転全般が苦手で、HSPなので知らない家にインターホンを押すのが苦手なので向いていません。
またあのバッグに上手に食品を入れるのも苦手です。
ウーバーイーツ配達員さんも立派なスキルだと思いますし、とても尊敬しています。
④質素に生きる
質素に生きれば基本生活費を下げる事が出来ます。
食べすぎない
着飾りすぎない
親に依存しない
就職氷河期世代だからこそ得意な方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私自身も就職氷河期で給与収入は既に限界を感じています。
お互い明るい未来が切り開けるよう、お金の悩みを少しでも減らしていけたらいいですね!
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