いつもブログを読んでくださる皆様、いいねやコメントを下さる皆様ありがとうございます。
私は就職氷河期で低学歴・低年収のまま結婚し、世帯年収低くても子育てしながら30代で資産3000万円を突破しているアラフォー兼業主婦です。
お金の事で色々発信して少しでもお役に立てる事が出来ましたら幸いです。
※今回の記事は過去にUPした記事の再度投稿です。
長く読んで下さっている方には既出ネタで申し訳ないのですが、もし良かったら読んで頂けますと幸いです。
遺産相続で揉めるケース
今回は【遺産相続】についてのお話をさせて頂きたいと思います。
祖父母両方が亡くなった時、財産は基本的に父か母とその兄弟が引き継ぎます。
父母両方が亡くなった時、財産は兄弟で引き継ぎます。
法定相続として目安の金額があるのですが、その通りに分配出来ないケースも沢山あるようです。
夫や私の身内ではほとんどありませんが、夫の仕事の関係で戸籍を確認する事があるのですが、相続で揉めている事はとても多いそう。
友人知人でも相続で揉めていて親戚同士の中が悪いとか聞きます。
今回は東洋経済バックナンバーにありました【相続の新常識】より、よくあるケースと対策法を紹介させて頂きます。
まだまだ先・・・の方もいらっしゃるかと思いますが、ご自身が家庭を持ち子育てをする上でも非常に大切な事だと感じましたので読んで頂けますと幸いです。
相続のトラブル①長男一家が献身的な介護をしたケース
このケースはとても多いと思います。
長男一家が両親と同居をし、父母を献身的に介護をしていて父⇒母の順番に亡くなり、相続が発生します。
長男の兄弟構成は長男・次男・長女の三人兄弟。
法定相続では三分割なので1/3ずつ受け取れる事になっています。
ですが、介護をず~っとしてきたのは長男一家のみ。
にも関わらず次男と長女は財産の1/3ずつ相続を主張。
そこで長男は介護をしてきた分相続の取り分を多くする特別寄与料を主張。
最終的には家庭裁判所で遺産分割調停を申し立てるまでに発展してしまいました。
特別寄与料はまだまだ相場が低いらしく、実家を引き継ぐ故に長男は次男・長女に高額な代償金を払わなくてはなりませんでした。
私の感想としては【長男のお嫁さんがかわいそうすぎる】です。
ただでさえ同居でも自由が奪われているのに義父母の介護までさせられて、次男と長女はそれをボランティア扱いにしていたと受け取れます。
これだから長男だけ結婚できないというケースが出てきてしまうのですよね。
法的な対策としては【母が長男に多く財産を回すよう遺言書を書く事】だそうです。
遺言書を書かなくても次男と長女がまともなら揉めなかった気がしますが・・・。
遺言書はもちろんですが、育て方に問題があったのではないでしょうか?
現在は共働きが増えてきていますので、1人だけが介護を請け負うという世帯はどんどん減っていくかと思いますが、あらかじめきちんと方向性を決めると良いのかもしれません。
相続のトラブル②長男が財産独り占め
こちらも①と同様に長男一家が同居していたパターンです。
父母が亡くなり、預貯金はほぼ無しで相続財産が実家のみ。
兄弟構成は忘れてしまいましたが、たしか4人兄弟です。
なので法定相続では子どもの数だけ分割する事になります。
長男はすでに年金暮らしで貯金がほとんどないそうで、実家を手放すと生活が困窮してしまうようで、「長男が実家の継ぐのが当たり前。財産の分割はしない」と主張。
ちなみに実家の時価は4000万円。
これを独り占めするのはおかしいと他の兄弟は主張。
家庭裁判所でもらちがあかず、実家を売るようにと競売命令が下されてしまいました。
経費もかかり、時価4000万円の家がて残ったのは2400万円ほどに。
4人兄弟なので1人あたり600万円に。
法的な対策としては【親が家や残された現金の分け方を遺言書に残しておく事】だそうです。
なんでも遺言書なのです。
私の感想としては【長男実家暮らしなのにお金ないのおかしくない?】ですね。
実家暮らしでお金を浮かせているはずなのに、いざ相続になるとお金ないから家を独り占めだなんてジャイアンすぎます。
そしてそんな長男を甘やかした両親にも問題ありですね。
就職氷河期世代やひきこもりがどんどん高齢化していて、ずっと独身・実家暮らしの人も少なくないと思います。
このような問題は今後ますます起こりうるかもしれません。
相続のトラブル③兄弟不平等な過去の出費を蒸し返す
生前贈与による四人兄弟で相続する時に揉めたパターンです。
下記のように兄弟で異なる親からの資金援助があったそうです。
長男:大学費用 200万円 車代など800万円
次男:大学費用 200万円
長女:結婚持参金 100万円
次女:結婚持参金 100万円
長男が1000万円とダントツ。
致し方ない事もあると思いますが、兄弟不平等というのは進路によっても少なからずありますよね。
長女と次女は高卒かと思われます。
結果は上記のうち長男の車代など800万円のみ証拠がなく古い過去で認められず、他の項目は全て生前贈与としてカウントされる事になりました。
長男だけお得ですね。
上記のケースはまだ少額だと思います。
今の時代こんなケースもあるのではないでしょうか。
長男:大学費用&仕送り1000万円 住宅購入資金援助1000万円
長女:大学費用500万円
次女:専門学校代200万円
長男だけ大学進学で上京&既婚で、長女と次女は未婚というケースで想定しています。
私の周りでも住宅資金援助を受けている家庭はとても多いです。
法的な対策としてはやはり【両親が生前贈与と特別受益について持ち出さなくてよい】と遺言書を用意しておく事が大事だそうです。
いかがでしたでしょうか?
遺産相続で揉めるケースは非常に多く、少額でも本当に多いそうです。
私自身も姉弟で物凄く差がありました。
私の方が成績優秀で大学進学するのにふさわしいはずなのに、Fランしか入れないであろう弟優先の為、進学校に通いながらバイト漬け。
受験勉強なんて出来るわけもなく、奨学金で専門学校に進学しました。
社会人になってからも、私は正規雇用で一人暮らしをしながら奨学金返済をしていたのに、弟はずっと非正規雇用で実家暮らし⇒相続した分譲マンション住まい。
(つまり弟は管理費ぐらいしか払っていません)
相続の時に私が蒸し返せば、全額私に入ってもおかしくないと思います。
私自身諦めていますし、マネーリテラシーもあり相続をあてにしていないので、1円もいらないのですが、余裕がなかったら③のようにもめていたかもしれません。
弟と親はずっと近くに住んでいるので、相続はいらないけれど、親の介護は基本的に弟にしてもらおうと思っています。
親の対策はもちろんの事ですが、兄弟は出来るだけ平等にお金をかけ、しっかりとマネーリテラシーを身に付けさせる事が大事なのではないでしょうか。
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