お金持ちの割合
富裕層
皆様は、どのぐらいの割合いると思いますか？
港区のようにお金持ちが沢山住んでいるエリアに住んでいたり、近くにいる方は、世の中富裕層であふれているイメージがあるのではないでしょうか？
逆に交通の便も悪い田舎暮らしの方は、富裕層なんて滅多に見られない幻の存在かもしれません。
今回は富裕層とそうでない庶民の割合を紹介させて頂きます。
富裕層の定義
野村総合研究所の資産規模の統計調査によると、下記の階層に分かれています。
超富裕層･･･純金融資産保有額5億円以上
富裕層･･･純金融資産保有額1億円以上
準富裕層･･･純金融資産保有額5000万円以上
アッパーマス層･･･純金融資産保有額3000万円以上
マス層･･･純金融資産保有額3000万円未満
ちなみにこの【純金融資産】とは、預貯金や株式、債券や生命保険などの金融資産から、負債を差し引いたものです。
例えば、現時点での価格4000万円のマンションに住みながら貯金を200万円持っているけれど、住宅ローンの残債が3500万円で、車のローンの残債が300万円だとすると、
4000万円＋200万円-(3500万円+300万円)=400万円
という事になります。
3000万円未満を最下層にするなんて、なかなかシビアな仕分けだなと思うのは私が庶民だからでしょうか？
富裕層の割合と庶民の割合
実際にそれぞれの階級の割合を見てみます。
超富裕層(純金融資産保有額5億円以上)･･･0.2%
富裕層(純金融資産保有額1億円以上)･･･2.3%
上記の2つまでが富裕層以上になります。
合計で2.5%なので、100世帯のうち2､3世帯いるという事になりますね。
規模にもよりますが、小学校の1学年に2～3人はいるというイメージでしょうか？
実際大地主の人とかは対象かもしれませんね。
準富裕層(純金融資産保有額5000万円以上)･･･6.3%
アッパーマス層(純金融資産保有額3000万円以上)･･･13.2%
準富裕層までで8.8%です。
FIRE本とか投資の本とか出している成功者(？)の方は、準富裕層以上の方がほとんどだと思います。
また代々相続や贈与もあって、教育費もふんだんにかけて貰えている医者家系や、事業が上手くいった人、投資が上手で何十年も続けてきた人も含まれているでしょう。
ちなみにYURIA家もアッパーマス層(の下の方ですが･･･)。
夫婦ともに就職氷河期だし、多額の相続や贈与もないけれど、ここまで達成していますので、行動一つでアッパーマス層には入る事が出来る事が伝わりますでしょうか？
iDeCoやNISAを上手に活用しながら、インデックス投資を愚直にすれば、投資の知識があまりなくても十分に到達できるレベルです。
実際にYURIA家のように所得が少ない人でもアッパーマス層なら沢山いると思います。
ただ、会社員の場合投資なしでは到達は難しいかもしれませんね。
マス層(純金融資産保有額3000万円未満)･･･78%
庶民の皆様、大変お待たせいたしました。
予想通り、ほとんどの方は最下層のマス層に属しています。
「そりゃそうだろう～。銭ゲバのようなお前とは違うんだよ～」
というお声も聞こえてきそうですが。
もちろんですが、マス層の中でもしっかりとお金を貯めている世帯もあればそうでない世帯と二極化しています。
なんとこのうち金融資産なしは37.1％との事！
もちろんやむを得ない方もいらっしゃいます。
お金を稼ぎ始めた20代の人は難しいでしょうし、単身世帯の20世帯に1世帯は貯金なしという統計が出ています。
ごく普通の会社員の夫＋専業主婦も、マス層から上にいくのはなかなか厳しいと思います。
最近話題になっていますが、正社員共働きのパワーカップルだって、家や子どもの教育費に沢山お金をかけていたらいくら稼いだって資産は増えません。
そして私のように年収300万円クラスの人は、たとえ投資をしても資産3000万円以上を超えることは難しいと思います。
(というかそもそもそんなにお金が必要ではない)
世の中いい仕事をしてもお給料が低い業種も沢山ありますよね。
住宅ローンを差し引いているので、頭金ゼロで住宅ローンを組んでいる人もマス層になりがち。
みんなでマス層を脱出しようとは言いませんが、富裕層に近づきたいのであれば、ごく普通の会社員らしい会社員の行動だけでは到達できない事は間違えなさそうです。
最後にプレジデント読者アンケート結果も公開
上記の情報はプレジデントのバックナンバーより情報を頂きました。
物凄く面白い特集で、真剣に読んでしまいました。
私がプレジデントの読者にふさわしくないのは十分わかっていますが、果たしてプレジデント読者の純金融資産保有額はどのようになっているのでしょうか？
100万円未満･･･12.8%
100～300万円未満･･･6.8%
300～500万円未満･･･7.0%
500～1000万円未満･･･13.1%
1000～2000万円未満･･･17.2%
2000～3000万円未満･･･9.7%
3000～5000万円未満･･･11.5%
5000万円～1億円未満･･･13.2%
1億～5億円未満･･･8.0%
5億円以上･･･0.7%
富裕層と超富裕層がいるのはさすがですね。
ただ意外にもマス層が多く、全体の66.6%となっています。
高学歴でエリートの方も多いと思うので、日本全体よりは少なめですが。
意外と若い方もいらっしゃるのかもしれないですし、見栄消費でお金が貯まらない人もいたり、年齢的に投資の知識が乏しい方もいらっしゃるのかもしれません。
いかがでしたでしょうか。
富裕層は意外と身近にいるかもしれまんが、大半の世帯はマス層でつつましく生活しているようです。
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