フルタイムワーママにならざるを得なかったポンコツ主婦
子育てってとてもお金がかかります。
大学費用は言うまでもなく、住居費や日々の生活費、育児グッズや塾や習い事など、子どもの教育費って物凄くお金がかかるのです。
子どもを産んで退職して専業主婦になる道も1つの選択肢ですが、お金の事を考えるとそんな選択肢は全くありませんでした。
私はフルタイムワーキングマザーなのですが、好きでフルタイムで働いているわけではありません。
私自身家庭の事情で低学歴で、正社員の時期もありましたが、非正規雇用の期間が長く育休が取れる環境ではありませんでした。
その為、認可保育園入園後すぐに仕事を決めないといけないのですが、当時不景気で仕事が全く選べずフルタイムの仕事しかありませんでした。
しかも超低収入。
家事と育児と仕事の両立を上手にしている人の雑誌特集や、ブログ、YouTube動画を見るとキラキラしているワーママが多いこと、多いこと!
カチっとしている姿で、子どもと笑顔で手をつないでいるとか、私にはまぶしすぎます。
でも、現実はそんな毎日バリバリ働いて笑顔で家事と育児と仕事の両立を上手にしている人なんているのでしょうか・・・?
キラキラワーママの1日が非現実的
朝5時に起きて勉強して、
夫のお弁当つくって、
家族の朝ごはんつくって、
子どもと夫を見送って、
片付けしたら出社。
効率よく仕事して
定時ダッシュして、
笑顔で保育園に迎えにいって、
帰宅したら週末に作り置きを駆使した料理を使って、
ササっと晩御飯。
子どもを寝かしつけたら、
残った家事をササっと済ませて、
リラックスタイム♪
雑誌にはそんなワーママで溢れています。
こんなハイレベルな毎日を笑顔でこなしている人本当にいるのでしょうか?
今は子どもが小6とだいぶ手がかからなくなっていますし、ほぼ毎日テレワークで時々出社という有難い環境なので、だいぶ余裕が出来ましたが、保育園時代は毎日出社していたので地獄の日々でした。
定時で上がれる保障なんてないので、
朝5時半起きで夕食の仕込みして、
保育園の時は毎日ワンパターンのシンプル朝食を食べさせて、
息を切らしながら保育園へ送り出し。
仕事だって収入低いのに仕事出来ないくせいに高い給料貰っている正社員(←今はやめさせられた人。売り手市場の時代で就職氷河期ではない)に、
ありえないぐらいめちゃくちゃコキ使われて、
定時上がりも出来ず泣きそうになりながらボロボロで保育園お迎え。
夫は激務なのでワンオペ家事育児。
え?週末の作り置ですか?
週末は掃除と買い出しが限界です。
そんなの疲れきって出来るわけないでしょって話ですよ。
今思えば、客観的に見たくないポンコツっぷりでした(笑)。
いえ、今もポンコツです。
雑誌もSNSもいい部分を切り抜いて演出している
全員がそうではありませんが、雑誌もSNSもいい部分を切り抜いて演出していると思います。
実際に、雑誌の編集にかかわった方にキラキラワーママの話で落ち込んでいると打ち明けたら、【雑誌は売れるように捏造しているのだから気にしなくて大丈夫】と言っていました。
現実には私ほどポンコツもいないかもしれませんが、バリバリ仕事をしながら家事と育児を両立してなおキラキラしている素敵なワーママはそんなにいないはず。
雑誌には書いていないけれど、実家の近所に住んでいて家事は母親任せでほとんどしていないかもしれません。
夫が協力していると書いてあっても、実際全然していないかもしれません。
雑誌やSNS等でキラキラしている一面を見て、落ち込む必要はなし。
仕事も完璧にこなして、帰ってから育児も家事も時間通りに完璧にこなさなきゃいけない。
長時間仕事をしているのに、昭和スタイルの家事と育児に時間と労力がかけられるはずがないのです!
自分でこれだけできればいいという【合格ライン】を決めて、満点は目指さなくてOK。
私自身も晩御飯は毎日手作りしなくていいというマイルールを決めていました。
実際は保育園から家のルートにスーパーがなく、買いに行く方が手間で超手抜き料理をひたすら毎日作っていたのですが(汗)。
働き方が変わり、子どもの手がかからなくなり、だいぶ楽になった今、当時のポンコツ主婦だった私に「もっと手抜きでも大丈夫なのに~」と言ってあげたいぐらい。
皆さんも上手に手を抜いて、人生に余白を作りませんか?
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